2015
01.29

大塚製薬の巨額買収はスカイマーク同様に倒産リスクを高める大博打

投資分析

大塚製薬は堅実経営と言われていましたが屋台骨を揺るがすほどの巨額なM&Aをしてしまいました。

巨額なM&Aというと日本板硝子が有名です。「小が大を飲む」という巨額買収は失敗し、経営危機に陥り、未だに回復のめどがありません。

 

巨額買収とは無縁だった、大塚ホールディングスが動いた。総額約4200億円で米バイオベンチャー、アバニア・ファーマシューティカルズの買収を発表。主力薬の特許切れを目前に控え、未来の“飯の種”を託す。一方、業界関係者からは「高値つかみのギャンブル」という懸念の声も上がっている。

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大塚は、昨年12月12日から実施していた米製薬ベンチャーのアバニアファーマシューティカルズ(以下、アバニア)へのTOB(株式公開買い付け)を1月13日に完了、同日付で完全子会社化した。買収額は、アドバイザリー費などの諸費用を含めて約35億6000万ドル(約4200億円)と伝えられた。

 この買収額は、日本の製薬業界でも過去5番目に大きい規模だ。大塚は、主力製品である「エビリファイ」(抗精神病薬)の米国での特許が4月末で切れる。巨額を投じたアバニアの買収は、そのエビリファイに代わる主力製品の開発が目的といわれている。

 

実際、アバニアの業績は本格的に事業を開始した12年9月期から14年9月期までの3期中、売上高こそ急伸(12年9月期の4128万ドルが14年9月期は2.8倍増の1億1503万ドル)しているが、営業損益も最終損益も3期連続の大幅赤字を記録している。前出のアナリストは「ニューデクスタの販促費急増、AVP-786の開発難航などで台所は火の車で、会社が売りに出されるのも当然です」と苦笑する。

 そんな内情が知られるにつれて、株式市場では「大塚はエビリファイ消失の穴埋めに大ばくちを打った」との声が強まっている。同社は、本当に賭けに出たのだろうか。

https://biz-journal.jp/2015/01/post_8749.html

https://diamond.jp/articles/-/63800

ポートフォリオを揺るがす大博打

日本の製薬メーカーは海外にくらべて規模が小さく買収されるリスクが有ります。

そして、武田薬品もそうでしたが大型の主力商品の特許切れが大問題になっているのです。特許が切れれば2年もせずに市場にはジェネリックとして類似品が溢れます。特許で好収益を維持する今までの経営は成立しなくなります。これは米国の最大手ファイザー製薬でも同じです。買収を繰り返しています。

 

日本の場合は、これが小型の買収を複数繰り返すのではなく、大型買収で博打的、失敗したら会社は倒産するというのをやっている事が問題なのです。スカイマークもそういう感じで巨額な投資をして無借金経営があっという間に民事再生という倒産に繋がりました。

 

大塚製薬はこれで成功するとは到底、思えません。厳しい状況になっていくのではないかと思います。

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