12.04

シカゴ日経平均先物は200円安。高値警戒感が強く、雇用統計の発表待ちで利益確定進む
日本株式市場には楽観論が蔓延しているがそろそろ下落すると思う。
理由はダウ平均と比較し、日経平均が上昇し過ぎているためだ。ダウ平均の上昇率に追いつくように調整が来るような気がする。
それに昨日はいままで強気であった新興株がストップ高を連日繰り返していたのが一転、ストップ安になるなどトレンドの変化が見られる。そろそろ警戒したい水準である。
ダウ平均と日経平均の比較
このように日経平均が上昇するもダウ平均は腰折れ感が出ている。これは軽快した方がいい。ダウは緩やかに株価が動くが日経平均は平均値なのに値動きが荒いことが特徴だ。先物誘導で上昇してきた株価は、先物誘導で下落する。
一目均衡表
一目均衡表で見た日経平均株価の動きである。11月中旬からすごい勢いで上昇していることがよく分かる。いままでの水準をあっさりブレイクアウトしている。
5月の最高値を更新している状態であり、為替は103円を一時的に突破した。
ダウ平均と為替の終値
ダウ平均は2日連続の下落である。今日の下落は完全に雇用統計発表の警戒待ちであるといえる。
為替は昨日、一時的に103円半ばまで上昇するもこのまま104円、105円と進むように思わせておいて102円まで急激に押し戻された形である。
シカゴ日経平均先物
シカゴ日経平均先物の終値は、昨日の大引けよりも200円も安い。今日は結構、売り込まれそうであるが暴落という状態にはならないだろう。
結局のところ、株があがるのは米国市場が上がれば上昇するという流れに変化はない。
米国市場が上昇するかは量的緩和が継続されるかであるが緩和は遅かれ早かれ縮小となるだろう。しばらくは1970年台のアメリカ市場のように10年高値停滞の相場になるのではないかと思っている。
つまり、長期投資では全く儲からない期間が長すぎるということである。
昨日から急激に下落している新興市場の株が今日はどうなるのかが注目される。特に連日ストップ高を繰り返していたミクシィの株価は昨日は一転引けにかけて大幅に売り崩されていった。今日はどうなるのか注目したい。いま新興市場の株価指標はミクシィ基準で見るといい。
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