2017
02.12

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)の書評・感想。絶対におすすめしたい一冊。これからの人生設計では大切な考えです

コラム

「ライフシフト100年時代の人生戦略」の本を読み終えました。読み始めはこれから生まれる世代は100歳まで生きる人が50%いるというフレーズに疑問を覚えつつ、人生のステージを3つに分けるだけではなく3.5など意識する必要があるとかお金を確保するなど具体的な話になる中盤以降は楽しめました。特に後半の余暇の時間についてはとても関心が持てました。

自分の身の回りを見て100歳まで生きそうな人がいるか?

日本では長寿とよく言われていますが実際のところ、寝たきり老人もいるわけであり、健康長寿というとどこまで本当なのかなと思う点がありました。しかし、戦後から人間の寿命は延びているのは事実です。自分たち30代後半を見ると就職超氷河期世代で生活苦やアルバイトで中年になっても生活している人がいてジャンクフードで終わりにしてしまっている人が多いです。そういう人を見ると本当に100歳近くまで生きるのかという疑問がありました。

心臓病などで60代で亡くなってしまうケースも過去には多いです。

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一方で自分のまわりを見ると週末は超満員になるくらいスポーツジムが混雑します。ランニングマシーンをやる中高年も多数いますし、女性の場合はヨガをやっている人も多いです。健康を維持するためにジムなどに通い運動をする。運動をするためにお金をか掛けるという人は昔よりも多い気がします。

そういう健康を意識する人を見ると食事も非常に気をつけている事が多いです。野菜や肉などバランスよく食べています。

 

健康も2極化しているように見えます。格差とか貧富の差とか日本でもよく言われるようになりましたが健康寿命も差が出来てきているのではないでしょうか?

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)
LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

 

寿命は100歳になる理由

ライフシフトの中で寿命が伸びている理由は生活習慣の意識が変わっていることが大きいと書かれています。タバコは体に悪いとか発がん性物質の食品は食べないなど人々の生活習慣が変わっていることが大きいです。そして運動をするという習慣も出来ています。産業革命時代のように四六時中労働をしているというわけでもありません。医療技術が進化していることも大きいです。

 

自分もそういうことを意識して、休暇・睡眠・運動・食事のバランスをすごく意識して生活をしています。所得と生活の安定した基盤がある人はそういう意識が高いように感じます。

 

ライフシフト中ではこれからの世代は年金が期待できないと書かれています。先進国では年金の財源が厳しいところばかりです。巨大なネズ講のようになっており、後の世代は恩恵を受けられない仕組みになっています。ですから何とか75歳まで仕事が出来る状況を維持し、年金には頼らず生活できる基盤を作る必要があると書いています。

75歳まで仕事をするには

75歳まで仕事が出来るようにするにはいま現役時代に疲れ切ってしまわないように余暇を充実させる必要があります。それに20歳までひたすら勉強し、その後は社会に出て勉強せずに労働し続け、知識が古くなる頃に引退をするという流れにならないため、途中途中で自分がバージョンアップできる学習が必要になります。その学習も週末に少し出来るようなレベルでは全然足りないと書かれています。

現役時代にヘトヘトに疲れ切っているととても75歳まで仕事が出来ません。燃え尽きてしまうと書かれています。これはわたしも思います。

 

脳を使いすぎても休憩や休日も取らずに労働時間が月間で40時間も残業時間が多い人はそれだけで疲れ切ってしまいます。年間休日120日以上で残業が月間で20時間以下の会社が理想的です。そしてストレスがなければ言うことなしです。こういう職場が日本ではどれくらいあるかが疑問ですがそういう職場の方が労働寿命を長く保てるようです。

仕事に時間をあまりにも奪われてしまうと余暇の時間もないどころか自分の知識をバージョンアップさせることも出来ません。単にお金を稼ぐだけの労働では駄目だと著者は言っています。

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)
LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

有形資産だけではなく無形資産を貯める必要がある

ライフシフトの中では貯金や不動産などの有形資産だけではなく無形資産を作ることが大切だと書いています。無形資産とは家族の時間や老後でもコミュニケーションがとれる友人などです。家族も大切です。今の時代は核家族が増加していますがこれからの時代は3世代同居がもっと増えるのではないかと書かれています。長生きをするのでそれだけお金が掛かる訳ですから別々に暮らすよりも一緒に暮らす方が経済的であるともいえるのです。

 

離婚率も減少傾向です。バブル期の1970年~1990年頃に男女雇用均等法が出来き、いままで離婚をしようと予備軍だった人々が一気に離婚しました。それがいまでは晩婚化の傾向があり、社会経験を積んだ夫婦がそれぞれの人生観を持ち、それぞれが仕事を持ったりしている状態であり、意外と離婚率が減少していると言うことです。そういえば自分のまわりも晩婚化していますが離婚は減っていますね。男女雇用均等法が出来たときは確かに離婚は多かったですね。離婚が少ない方が子供の人生は絶対に良好です。

 

有形資産だけではなく、無形資産の貯金も大切だとライフシフトの著者は強調しています。

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)
LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

増えた寿命で使う余暇時間は

ライフシフトの中で余暇とは苦役の時間ではないものという考えからすると通勤時間も労働と考えるべきだと書かれています。また朝、出勤をするときに準備をする時間と同じ時間だけ帰宅してから仕事モードからOFFの家庭コードに切替えるまでの時間が必要だと言っています。なので毎日頻繁にONとOFFの切り替えをするよりも3日休暇を取り、週4日働いて1日11時間労働にして老後の楽しみを取っておかずに普段から休暇を楽しみ、75歳まで労働できる方がよいという考えもあると書かれています。

 

現代人は昔よりも労働時間が減っているにもかかわらず余暇時間や空いている時間が少ないと感じている人が多いです。休日にあれこれスケジュールを組んで詰め込んでいませんか?

詰め込み休日は駄目です。何もせずにぼーっとする時間が必要です。そうしないと疲弊してしまいます。何となくくつろぐスローライフが必要です。

 

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)
LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

まとめ

こう書かれていると自分が実践するとなると日本経済ではまだまだ難しいものがあります。新卒採用主義であり、新卒の時に就職活動をせずに遊んでいるわけにも行きませんし、終身雇用ではないといわれていても最初のスタートからキャリアを形成していかなければ賃金も雇用も確保が難しいのが日本の実情です。それに無形資産がおろそかになっていると感じるのですがこれも世代によって全然違うようです。就職超氷河期時代は駄目です。何をやってもうまくいかない世代です。わたしもその世代ですが新卒採用主義でうまくいったので今の生活があるといえます。そのときにフリーターや派遣を選んでしまった人はいまでも地獄ですし、ニートになって引きこもっている人も多いです。

しかし、いまの新卒はSNSでつながり、就職超氷河期世代よりも圧倒的に無形資産を持っています。ここが全然違います。なので自分の場合、就職超氷河期世代を基準に考えないようにしています。つまり同世代ではと考えないわけです。

自分も60歳定年では厚生年金がいくら支給されるのかも当てに出来ませんし、いつから支給されるかも当てに出来ない時代です。自分で生活する雇用確保が必要だと感じます。自分も70歳まではなんらか仕事をするようになりそうです。その分、現役時代に疲弊しないように生活をし、老後に取っておくような旅行を今のうちから消化していきたいものです。

 

仕事モードのONと家庭モードのOFFの切り替えをもっと具体的に分析し、スイッチと精神の疲弊についてもよくよく検討し、これからの人生設計をしてみたいと思います。効果があるものを重点的に行い、効果が少ないものはやらないという生活が大切です。

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