2017
04.06

退職金が減額される時代で住宅ローン完済が遠のいた!?

コラム

ひと昔前までは、退職金で住宅ローンを完済したり、子育ても終わって悠々自適に老後を過ごす…といったことが可能だったかもしれません。しかし、これから老後を迎える世代にとっては、そうもいかなそうなのです。
厚生労働省の「就業条件総合調査」によると、退職金(大卒、就業20年以上)は1997年の2868万円をピークに、2002年2499万円、2007年2280万円、2012年1941万円と15年で約1000万円近く下がっている計算。退職金制度がない会社も24.5%と全体の約4割。しかもその割合は年々増加しています。
弊著の「60代の得する「働き方」ガイド」では、65歳までフルタイムで働く「仕事バリバリ派」の近代太郎さん(仮名)が登場します。59歳の会社員で、長女は24歳、長男は28歳。ともに独立して、教育費の心配はない。60歳の定年退職時に1000万円の貯蓄があり、退職金を1764万円もらう設定。定年退職後は定年時50万円だった給料が26万円に下がるが、65歳の誕生日まで働く優等生です。その結果、貯蓄が底をつくのは84歳のとき。
このように退職金が貰えれば、もう少し日々の生活を切り詰めたり、0.5%でも運用すれば、なんとか年金生活を安泰を暮らせる計算でした。
しかし、この試算。もしも退職金が0だったらという試算に変えると、結果は大きく変わります。65歳までフルタイムで働くとしても、65歳のときは貯蓄が底をついてしまうのです。年金生活に入る前に老後破たんしてしまうという、とんでもない結果に……。

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◆退職金がゼロだとどうなる?
以前もご紹介しましたが、60歳から65歳は、ライフイベントや第2の人生の門出としての出費が多い時期です。(参考:定年後「子や孫」にかかる出費に要注意!)
近代太郎さんの場合も、60代前半は、夫婦で海外旅行、車の買い替え、自宅のリフォーム、長男・長女の結婚式への援助、孫誕生のお祝い金など、ライフイベントの出費でいっぱいです。
でも退職金が0になったら、上記のようなイベントはもちろんすべて中止。それどころか、夫だけでなく、妻も夫が定年退職しても働き続ける必要があります。今まで50代で子どもたちに教育費がかかり、それまでの貯蓄が切り崩されても、退職金があるからなんとかリカバリーできたのが、日本人のライフプランでした。しかし、退職金がなくなると、多くの会社員が老後破たんを迎えてしまうのは間違いないのです。

◆退職金クライシスを回避するには
さて、ではどうしたらいいのでしょうか。まず、定年を迎える前から準備をすること。下流老人の記事でもお伝えしましたが、子育てが終わったからと気を緩めて贅沢をしてしまわずに、収入が多いうちに日々の生活費をダウンサイジング。「なんとかなるだろう」と問題を先送りにせず、コツコツ貯金を増やしておきましょう。
そして、これからの時代は70歳まで働くことも視野に入れること。定年までに高いポジションにいたからと、「事務職がいい」「お給料が高くないと…」と、こだわりを持ちすぎず、割り切ることも大切です。例えばマンションの管理人のアルバイトをして、月に15万円稼いだとすると、1年で180万円。65歳~70歳の5年間で900万円にもなります。定年前のポジションやお給料にとらわれすぎずに、地道に収入を確保していきましょう。

https://m.finance.yahoo.co.jp/news/detail/20170404-00003579-argent-column

 

退職金は今の現役世代では、退職金がなかったり、かなり減額されているケースも多く、そもそも1社に生涯勤める人も少なくなってきました。

年金も減らされていますし、これからの世代はどうなるんでしょうね。その割に子供の教育費は塾代など習い事にお金を使う人が増えているようです。

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