2016
02.25

福島原発で汚染された家畜を殺処分せず、育て続けた結果、素晴らしい実験資料となった

コラム

緑色のトラクターが雪の残る平原をうなりを上げながら進んでいく。その音を聞くや、大柄で真っ黒の牛たちがリーダー格を筆頭にゆっくりと集まってきた。

 「べぇーべ」。トラクターの運転席から下りた山本幸男さん(73)が、牛を意味する東北地方の方言「べこ」に由来する言葉を口にしながら、わらをほぐす。「同じ家族だからね」。まるで自分の子供のように、寄ってきた牛たちの頭や背中をそっとなでた。

MAR86 kaseihuhamita20130803500 東京電力福島第1原発から約10キロ北西にある福島県浪江町の末森地区。山本さんは東京ドーム4個分ほどの広さに、約50頭の牛を飼育している。他の牛と違うのは、大量の放射性物質で被曝したことだ。

 原発事故から2カ月後、政府は福島第1原発から半径20キロ圏に残された家畜の殺処分を決定したが、山本さんは拒否し、牛を牧場内に放った。“家族の一員”を自らの手であやめることはできなかったのだ。

 しかし、飼育の厳しさは年々増す。4月から11月ごろまでは牧草が餌になるが、12月から3月ごろまでは草が生えず、岩手県で取れた牧草を購入。その間の餌代は600万円ほど。出費だけがむなしくかさむ。

 それでも、山本さんは牛の面倒を見続ける。「飲まず食わずで死ぬのと、腹いっぱい食べて死ぬのとでは全然違う。最後まで面倒見てやりたいんだ。そして地域のため、福島の畜産の未来のために、この牛が貴重な資料になるんだよ」

https://www.sankei.com/affairs/news/160221/afr1602210001-n1.html

 

これって人間も体外に排出されるって言われていましたよね。

家畜については、これは素晴らしいデータが取得できたといえます。かなりの量を被爆しても致死量でなければ、体外に排出される。

これは素晴らしい。

でも、データが取れて素晴らしいのにエサ代は自己負担だし、可哀想ですよね。こういうのこそ、学会とか補助金とか、研究資金の援助で出ないものなんでしょうかね。

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