2016
01.10

田舎暮らしをしてみたい人必見!都会と田舎の両方を生活してみて思うこと

コラム

田舎暮らしの本という雑誌を見たりしています。都会の生活を10年以上続け、30代半ばになり、住宅ローンもなく、子供二人問題なく育てることが出来る状態にあります。

国内旅行もLCCで安く行けるようになり、高齢になった母を連れて家族旅行で様々な場所へ行きました。沖縄の離島に泊まったりもしました。

宝塚歌劇を見に行ったり、オペラを鑑賞したり、一流シェフのフランス料理やイタリアン料理、割烹などを食べました。

 

しかし、仕事が忙しくなり、脳が休むことなく使われ続けていると、相当なストレスを受けます。旅行へ行くのも計画したりして何だか仕事をしている気になります。

イタリアン料理を食べていてもそのうち、吉野家の牛丼でも自分は満足かな?たまに食べるから一流シェフもいいのかなって思いになります。

 

無性に田舎暮らしをしたくなり、色々調べていました。

週末は田舎暮らし---ゼロからはじめた「二地域居住」奮闘記
週末は田舎暮らし—ゼロからはじめた「二地域居住」奮闘記

 

都会というのは田舎と違い文化的なものやサービスなど、お金を使えばいくらでも手に入ります。でも、すべてお金なんです。広大な空き地という感覚もなく、何か狭い。疲れる。

若い時はバリバリに仕事して何も気が付かない状態で都会に憧れがありますが10年以上も生活していると嫌になります。仕事、仕事で疲れ、年間の僅かな休日をスタバでMacBookAirmのパソコンで何か作業しているのが本当に幸せなのかと思うようになりました。

田舎でのんびりしたいなぁ。

 

旧家の長男

自分は旧家の長男なのに自宅におらず、都内に出てきました。家を買い、住んでいます。通勤には便利ですし、様々なサービスもあります。病院だって便利です。子供を育てたり教育するには本当に良い環境です。

 

実家の両親は、農業を兼業でしていますが子供を農家にしたくありませんでした。

何世代も住んでいるので縁故で採用されるような仕事だってあります。(都内より賃金は確実に安いです)

でも、そういった閉鎖された世界が嫌で飛び出して、自分で全部築きました。

 

両親はまだ衰えていませんが田舎に別荘が欲しいなぁという気持ちが出来ており、定年退職して裕福なおじさんたちと都内で飲むことがあり、その時の会話で春から秋は別荘に住み、寒い冬は都内の家に住むという2個所有する生活をしているという話を聞いたのです。

 

そういう生活を現役時代からするのって悪くないなぁと思うようになり、別荘やシェア別荘など、色々探していたのですがそんなに山の中とか本格的な田舎を求めているわけでもなく、旧家の家を相続しないと行けない身であり、ならば実家の一部をリフォームして自分が使おうと思わったわけです。

既に給湯器はエコキュートや水洗トイレになっており、部屋の模様替えと言っても畳の張替えや電気をLEDシーリングライトにするくらいです。あとは要らない粗大ごみを捨てたりします。気に入った家具を買ったりします。

 

でも、大掃除やリフォームをしようとすると、疲れているからそんなことをしなくてもいいと言われたり、業者を手配したりして自分は何もしません。配置デザインや家具の配置を考えるだけです。

畑仕事を趣味でやりたいなぁと思い、ジャガイモやニンニクでも育てたいと思ってもまだ両親が現役なので作っているからわざわざやる必要はない。仕事で疲れているからやる必要が無いとクワ一つ使わせてくれません。

何もしないので田植えの仕方も分かりませんし、そもそも自分が相続する農地がどこまであるのかも全部把握できていません。

 

実家に書斎を作ろうと思っても電子書籍をすすめて、ほぼ全部電子化されてしまっているため、キンドルのタブレットを1個ぽつんと置いてあるだけです。これが本棚です。

それを縁側でひなたぼっこして何となく読んだりしています。わざわざ田舎を満喫したいと思い行くわけですから更に大型テレビを買っても仕方がないですし、何となくボーっとして猫を見てる程度です。

 

自分の地方では農業もどんどん近代化されており、個人が田植えをしたり、稲刈りをせず数千万の機器を組合で保有し、大規模に行っています。農業ってこうやって変化していくんだなぁと肌で感じつつ。高齢化する両親もそのような農作業の繁忙期で忙しくすることもなくなりました。

数千万の稲刈り機を使い、シルバー人材センターで人を一時的に雇い、必要ならば重機もレンタルし、短期間に効率的に一気にやります。

幼少時代に田植えや稲刈りを両親がしており、沼地のような田んぼは苦労していたり、色々ありました。それがクボタの数千万の機械で超高速であっという間に稲刈りが進み、農機具も暖房完備でとんでもない機械です。

手作業していていたあの時代は何だったのだろうか?個人で農地を抱え、ここに農機具を中古で買い、なんとか回していたあの時代は何だったんだろうか?

農業は今後はこうなっていくのだろうか?いやならないと生き残れないだろうなぁって思うわけです。TPPで農家は、後継者がいない農地は刈り上げられ、こうなるんだなぁって思いです。

 

ロードバイクでも買って適当に走ろうかなと思っても家にあるクルマを借りればいいと言われます。

都内だと駐車料金が高いため、クルマはカーシェアかレンタカーです。移動はほぼ自転車と電車、バスで何も困りません。維持費が安いから実家に中古車でも買って置いておいて1ヶ月1回位乗ろうかな。家族がいたら無理だから2シートのスポーツカー欲しいなぁというと、オイル交換や乗らないと自動車はすぐに痛むと言われます。

それに田舎のほうが犯罪が多いんですよ。そんなに乗らないクルマを置いておくとバールでこじ開けられるか、タイヤを千枚通しで刺されます。田舎と都会を生きていると、田舎の方が治安悪いって感じます。外国人犯罪とか色々です。でも、警察官の量が圧倒的に少ない。巡回なんてほとんど期待できない。都会は警官も多く、巡回もしっかりです。

 

何となく別荘を探していたのが両親との距離が近くなり、顔見せでよく行くようになったことと、何もない状態にしているため、あえて何もせず、何も出来ないから夜9時くらいで寝てしまいます。よく眠れたりします。

昼間は犬の散歩にでかけます。子供を実家に連れて来て、おじいちゃん、おばあちゃんと会わせる回数も増えます。

もう15年とか経過すると、両親が超高齢になり、介護とかサポートがいるようになるのかな?その準備も兼ねて、都会ぐらし、田舎暮らしの両方なのかなって思います。幸い私には兄妹がおり、妹は地元に住んでいます。介護の時はどうしても協力していかねば維持できません。

 

いまは広い部屋に前々から趣味で欲しかった北海道民芸家具を揃えて部屋を楽しんでいます。

中古で買った北海道民芸家具なので定価の1割〜2割で手に入れています。買ってみて分かりましたが異常に重いです。こんなに重い家具があるのかってくらい重いです。そのうち、飽きたら売りたいです。欲しくて買いましたけど、重すぎて後悔しています。

 

両親は、子供を農家にしたくありませんでした。

私も自分の子供2人は都内のしっかりした教育をさせて農家にしたくありません。大規模農家はいいですが小規模農家はお金になりません。機器はお金がかかり、肥料やビニールハウスなど原材料高騰で20年前よりもかなり高いです。

コメ価格は自分が幼少の頃、1俵3万円以上はしていましたが現在は9000円です。全然、お金になりません。日本人はパン食が増えておりコメの消費が減っています。でも肥料代は値上がっているのです。

3歳位までの時は薪で風呂を沸かしていました。五右衛門風呂です。いまはエコキュートなので深夜の安い電気料でお湯を沸かし、自動で風呂を入れます。お湯の量も調整してくれます。これを五右衛門風呂にして薪で沸かしたいかといえばそんな生活をしたいとは思いません。

井戸水よりも水道でひねったら出るほうがいいです。

 

木目が美しい家とか田舎の本にはありますが断熱材もなく、隙間風で寒すぎます。とんでもなく寒いです。

実家に行くとモンベルのダウンをずっと着ていたいくらい寒いです。でも、自宅のマンションなら真冬でも22℃以上あり、軽く羽織るくらいで暖房も入りません。だから、真冬に実家に行くと家族全員風邪になります。真冬は風邪をひく覚悟で行く感じです。

 

田舎暮らしの本に出ている人を見ると、本当にそういう生活を10年以上するのかな?って思います。10年以上続けたら、立派に主張してもいいと思いますが1年、2年程度で移住推進プログラムで住んでみて田舎暮らしの真似事だけで田舎っていいっていうのもなんだかなぁって思います。

風呂もトイレもなく、真夏に水浴びして気持ちいいとか見ると、10年それやれよって思います。30代ならまだまだ、50代、60代でもそれやれよって思います。

 

田舎の土地も先祖代々住んでいて集落がある土地の方が住みやすい土地を選んでいます。水はけ、土砂など様々な自然災害からも問題がないところを選ばれています。高台の景色がいいところなんて大昔から人は住んでいないところに土地を買って住む人がいます。

やはり何か住んでいるとトラブルでるんですよね。だから旧家の集落の家を2000万円くらいで手に入れる人の方が実は生活しやすいんです。

 

セルフビルドで家を建てたって素人の人を見ても基礎が全然ないわけで、10年もこの家持たないよって思うわけです。基礎の高さがブロックの高さよりもないんです。カビや湿気であっという間にダメになります。100万円で作った!プロが作るよりも安いってよくあります。

本当にその家に10年、20年住んでみろ!って思います。

自然の厳しさ、四季の厳しさ、特に冬。田舎の冬の厳しさを思い知るわけです。

台風の土砂災害、洪水、がけ崩れなど昔から何世代も先祖代々で住んでいる場所は、あそこは危ないと知っているわけです。そういうところを綺麗に避けて住んでいます。

 

いま言われている田舎暮らしって何か違うんだよなぁ。田舎を知らない人が自然っていいって夏だから風呂がなくても水浴びで十分、野菜は近所から無料で貰うからOKとかいうわけです。

 

田舎の方が隣近所の目が凄いですよ。野菜なんていうのは出荷できない残を配るわけです。

そのお返しをしなければ、非常識と言われるわけです。野菜をもらったら、100%すぐにお返しをします。お返しできるものがなければスーパーで煎餅でも一袋買って持って行きます。そういう付き合いです。

新住民に野菜を持っていくような人なんていません。田舎は超閉鎖的で新住民を変な目で見ますし、近寄りませんし、挨拶もしません。

余程、地域の消防団に参加したり、地域の活動に参加し、コミュニケーションを取れなければ難しいです。

 

都会からもともと宅地でもないところに家を建てた人は新住民と言われます。その人がよほどコミュニケーション能力があり、近所の人と付きあおうという営業的な能力がなければ誰も近寄りません。野菜なんて持っていくわけがありません。

田舎暮らしって良いように書いてあるけど、事実ではないって思うことが本当に多いです。聞こえのいい話で都会から抜け出したいという人を釣り過ぎです。

 

田舎では農地で田んぼで刈ったものを燃やしても新住民が灰が飛んで来ると警察に苦情を言ったり、ゴミ出しなどかなり問題があります。

勝手に農地に住んできてふざけたこと言ってるなって状態で新住民と先祖代々住んでいる人の対立はすさまじいのです。

 

ただ限界集落とは行きませんが若い人もいない状態で後継者もいない場所も増えています。

そこは公共設備も悪く、村に信号機がないとかあっても1個とかそういうレベルです。そういったところは地域として崩壊してしまいますから移住者を集めるのはいいことです。

 

新しく家を建てるとか、バブル期に建てて所有者が死亡し、子供が相続もしないような物件を売りすぎです。

これは完全に不動産屋が悪です。彼らもビジネスなので仕方がありませんが自治体が移住者を集めるなら、不動産屋にまるなげはだめじゃないでしょうか?

廃屋に近い物件を家賃1万円とかで募集しますがなら、東京の何とか荘って超絶ボロボロ物件に家賃25000円の物件に家族で住みますか?

 これと同じことだと思ったほうがいい。

 

旧家の相続がない物件に住まわせるなら、全然、いい話です。でも、旧家の持ち主はなかなか手放さないという問題も抱えているわけです。

農地も一般人が大規模に手に入れることもできません。旧家で跡継ぎもいないで空き家なら本当に農家をやりたい人に農地ごと貸してもいいんじゃないかと思います。維持しなければ荒れるだけですから。

 

こういうのはいま議論されている世界の移民政策とも同じです。

ある程度資産がある都会の人が農業したいって思いがあれば大規模農家に転身させるくらいの心意気が必要です。

 

お金がない都会ではうまくいかない、疲れたとかそういう人にバブル期の残骸を売ってどうするんですか?

 

田舎の本当にいいところは出したくないけど、人が来て欲しいというそういうった呼びて側の悪い部分が未だあるような感じがします。

 

何故か?

田舎でも大規模農地を所有していると10年、20年周期で大規模公共工事を計画し、道路建設などで土地を買い上げ、大規模農家にお金をばらまくという構図があるためです。

旧家がなぜ田舎で維持できているかという実態を見ればわかります。都会から越して来て農地を借りて小規模に生活する人には絶対にこの中れには乗ることはありません。

 

郊外のロードサイドの農地にホームセンターや家電量販店など様々な店舗が出来ますが、あれらの土地はすべて買い上げではなく、法人が土地を長期的に借りている状態です。

だから地主はその土地から収益を得られているんです。田舎でそういう場所は多く、相当なお金が流れているということです。 

 

大規模、中規模の農家には補助金が出ます。

大規模になると農家だろうか酪農家だろうが数千万円の補助金が出ます。だから1千万以上する機械も導入できます。

中規模の昔からの農家も補助金が出ます。生活保護制度みたいなものです。

しかし、Iターンで農家をやりたい人は農地を小規模で借り、小作です。農機具も大規模な物を買う余裕はありません。カマで稲を刈るしかありません。草刈りは安いホームセンターで安価な草刈機を買う程度です。

農地法には大昔の水呑み百姓のような格差があるわけです。なのに現役世代が農家になりたいと都会から資金もなく移動してくるのには疑問があります。

 

Uターンで仕事をしようとしている人は問題ありませんがIターンで都会から田舎に移住し、全く知らない土地、知人もいないところで住居と就職はかなり困難であることを言っています。

Uターンは実家や知人、親戚など、ある程度の基盤があります。Iターンには何もありません。


ある程度、資産を持ち、引退後、田舎暮らしという人とも異なります。Iターンで超過疎の里山は想像以上に難易度が高いことを意味します。

その点、週末は田舎暮らしの著者は、都内の目黒区に住み、両親も都内。通常は住宅ローンを組むんでしょうけど、それらの資金よりも安く田舎の旧家を土地付きでかなりの金額を出して買っています。通常の収入は都内勤務であり、高収入です。

目黒区といえば高級住宅街でマンションは7000万円です。

更にこのような場所で共働きをしています。

休日も土日祝日休みで年間休日も十分あるでしょう。

しかし、殆どの田舎へのIターン希望者は都会で成功せず、お金もないけど田舎でのんびり仕事して収入少なくてもいいって考えで行きます。

田舎暮らしは甘くありません。

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