01.11

田舎暮らしも里山レベルになると光熱費、自家用車とお金がかかる事実
田舎暮らしの本と雑誌ゲイナー(メンズ40代のファッション雑誌)を比較すると登場する人物の30代なかばから40代の見た目の差に驚きます。服装がダサいとかそういうことを言っているわけではなく、田舎暮らしの本に出てくる35歳の方が圧倒的に老けているように見えるんです。
ゲイナーに出ている人だと35歳でも全然、老けているように見えません。
自分も30代なかばを過ぎ、自分が思うよりも他人が見たら老けているように見えるのかもしれないと思いました。
田舎暮らしでお金を使わないといいますが意外にお金は使うと言う話を掲載しているところがありました。
冬は想像以上に光熱費が掛かるというものです
田舎の冬は寒く、暖房費代 が掛かるというものです。薪も無料で無尽蔵に手に入るものでもないですからね。石油ファンヒーターだって光熱費かかります。
この他にクルマがないと絶対に生活が厳しい状態ですから、クルマの維持費やガソリン代がもろに生活に掛かるわけです。
食費もスーパーで何も買わないわけにもいかず、個人商店で買うようなところだと競争がないため、都会の激戦区よりも価格がかなり高いわけです。住居費は安くても生活するお金は意外に安くないのが田舎です。
これが都会人が思う田舎と田舎に住んでいる人が思う人の差です。
田舎の人はロードバイクでウロウロしません。車社会です。収入は都会のように行きません。収入が少ないのにこれらのお金は掛かるというのが大きな違いです。
安価に建設した素人のセルフビルドの家はあまり長持ちしません。
中古の物件はかなりのリフォームが必要です。知り合いの大工に手伝ってもらうなどが可能なら安く済みます。
野菜も露地栽培は本当に安いです。採算が合いません。露地栽培はスーパーでも旬の時期に売られるため、安売りの対象になります。これを肥やしを使って、自分で野菜を育てていたらかなり割高です。
ある程度開けている田舎ならいいですが里山と言われるところとなると、イノシシ被害など害虫だけではなく害獣被害もあります。
本業の農家の人がやっていることではなく、都会の人が無農薬、有機野菜と育てようとするとかなりのコストと苦労があることを知ります。なかなかそういうことを継続することは難しいわけです。
昔からの集落ではなく、電気も排水もないような場所に住むことは本当に大変です。
そのような土地家屋は安価で手にはいりますがそのまま維持したり、住んだりすることは難しいです。子供がいる過程では教育というの点では圧倒的に不利になります。
自然環境があり、教育もあり、病院もあり、スーパーもある。
そういう場所を選ぶとそこそこの田舎になり、里山レベルにはなりません。里山レベルは都会人が安易に考えるほど生活が簡単ではありません。
十分な下調べと、1ヶ月、2ヶ月に移住前に賃貸で生活を体験するほうがいいです。それくらい想像と実際に行った場合では違うわけです。数年で田舎暮らしをやめてしまい都会へ戻ってしまう人も多いのです。
そこそこ田舎でケーズデンキやホームセンター、自動車で1時間以内にイオンがあるような場所と里山と言われるレベルで信号機すら殆どない場所に行くのでは生活の難易度が全然違います。
何世代も住んでいる人と違い都会から安易に移住するにはそれなりに難易度があるという認識が必要です。
注意
ここに書かれている内容はUターンを対象にしていません。Iターンを検討している人に書かれています。
Uターンで仕事をしようとしている人は問題ありませんがIターンで都会から田舎に移住し、全く知らない土地、知人もいないところで住居と就職はかなり困難であることを言っています。
Uターンは実家や知人、親戚など、ある程度の基盤があります。Iターンには何もありません。
ある程度、資産を持ち、引退後、田舎暮らしという人とも異なります。Iターンで超過疎の里山は想像以上に難易度が高いことを意味します。
その点、週末は田舎暮らしの著者は、都内の目黒区に住み、両親も都内。通常は住宅ローンを組むんでしょうけど、それらの資金よりも安く田舎の旧家を土地付きでかなりの金額を出して買っています。通常の収入は都内勤務であり、高収入です。
目黒区といえば高級住宅街でマンションは7000万円です。
更にこのような場所で共働きをしています。
休日も土日祝日休みで年間休日も十分あるでしょう。
しかし、殆どの田舎へのIターン希望者は都会で成功せず、お金もないけど田舎でのんびり仕事して収入少なくてもいいって考えで行きます。
田舎暮らしは甘くありません。
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