08.16

プロゲーマーときどを見た。eスポーツという日本市場の狭さを感じた
情熱大陸でプロゲーマーときどという人物の特集がされていました。
プロゲーマーという言葉は知っています。何度か情熱大陸でもプロゲーマーは出てきます。初代プロゲーマーの梅原という人の特集も見ました。
すごく分析されて、相当なことです。まさにeスポーツという言葉がありますがアスリート的な考えで活動をしています。
ときど
1985年沖縄生まれの横浜育ち。
ご褒美のゲームソフト欲しさに勉強し、名門麻布中学・高校を出て東京大学教養学部理科1類に入学。
科学者を志して大学院に進むも2010年中退しプロゲーマーの道へ。
海外で活躍する伝説的存在の梅原大吾らと共に、世界の大会を席巻、海外のファンも多い33歳。
日本ではこのプロゲーマーという市場が小さいです。賞金が出るような大きなスポンサーもなく、プロゲーマーがもっと稼げるような世界でもありません。だから、海外の大会で優勝することを目標に戦っています。
海外では賞金が高いイベントが何度か開催されています。ここでは格闘ゲーム以外の市場もあります。
しかし、日本ではプロゲーマーと言うと、ストリートファイター4、ストリートファイター5の格闘ゲームしかない状態です。この格闘ゲームのシリーズしかプロゲーマーは稼げないというのが悲しいところです。
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これは日本メーカーで世界に通用するプロゲーマー市場に対応できるゲームがストリートファイター5しかないのが理由でしょう。その他、海外で大会が開催されるものは洋ゲーといわれる海外メーカーのゲームソフトになります。
そういった海外メーカーのゲームソフトは日本ではプロゲーマー市場が成長していません。挑戦している人はいるのですが上位になるほどにはなっていないのです。
海外ゲームの場合、個人対個人ではなく、チーム対チームという闘い方という違いもあります。
日本の格闘ゲームでストリートファイター5は、個人対個人で戦えるのです。
個人的にプロゲーマーという市場は成長してほしいと思います。オリンピックでもeスポーツという言葉が出てきています。
しかし、オリンピック種目になるのは、洋ゲーのチーム対チームのソフトでしょう。
ストリートファイター5ではまだまだ市場が小さ過ぎます。
日本のプロゲーマーが本気で取り込むゲームがストリートファイター5という1本のゲーム、1本のシリーズしか生命線になっていない点があまりにも貧弱です。
日本のゲームは、スマホなどライトゲームよりのゲームが売れて、ゲームは無料。アイテムで課金するという売り方のほうがお金になります。海外ではこの方法でゲーム市場は伸びていません。
日本のゲームメーカーが既に海外で戦える製品を生み出せなくなっているというのも理由です。
現実にプレステ4は、洋ゲーが圧倒的に世界的には売れています。
日本人向けはアニメ画像のRPGなどばかりです。時間を消費すれば誰でもクリアーできるゲームばかりです。それでも昔ほど売れていません。ゲーム専用機の市場は厳しいのです。
日本人はスマホのライトゲーマーばかりになってしまいました。ちょっと難しいとすぐに諦めます。それが日本市場なのです。
こうなると日本のプロゲーマーというのはかなり異色です。
そして、非常に貧弱な市場で戦っているのです。業界特有のゲーム市場の弱さを見ても日本でプロゲーマーの市場が拡大し、賞金総額がどんどん増えるようなことはないでしょう。
海外で戦える日本のゲームがどれだけ出るかが生命線です。それが今ではストリートファイター5の1本しか存在していないのです。
今後も安定的にストリートファイター5,スーパーストリートファイター5、ウルトラストリートファイター5、ストリートファイター6とシリーズの安定したバージョンアップを重ね海外市場でも人気があれば賞金のあるゲーム大会も安定的に出てくるでしょう。
日本で盛んにならないことが残念です。専用のゲームセンターもどんどん廃業していますからね。
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