2013
01.28
日経平均20年

日本のデフレ原因と長期投資の危険性1

デフレ, 長期投資

日本株に投資をするならば日本独特のデフレについて理解をする必要がある。

この長期のデフレスパイラルを理解すれば、日本株の長期投資が如何に馬鹿げているかがよく分かる。配当狙いや日本版ISA(少額投資非課税制度)で節税のメリットがあるからと、長期投資をすることは絶対に辞めた方がいい。米国のように長期インフレが期待できる場合、株式投資の長期投資が生きてくるのである。

日本株の20年チャート

日本株はバブル崩壊直前の史上最高値38,915円が日経平均の史上最高値である。これから20年以上も長期的に株価は下落していくのである。そして、日本経済は、2000年に突入すると、本格的なデフレ不況へ突入するのである。

デフレに突入した日経平均株価は2万円を突破することなく、底値は8,000円を割り込むまで下落することが頻繁に発生するようになる。こんな状況で株式に長期投資をするべきではないし、個別株を選択して、投資をするべきではない。高確率で負ける勝負の中にあるのである。
日経平均20年

日本のデフレと平均賃金の関係

日本の株価低迷と失われた20年の関係はデフレで紐づけることが出来る。

このデフレについては、平均賃金の低下と完全に連動していることが分かる。つまり、日本株に長期投資をすると言うことは、デフレ下では失敗をすると言うことである。先進国で長期的にデフレに苦しんでいる国は日本だけである。

その他の先進国である米国、ドイツ、イギリス、米国などは、緩やかなインフレ状態にあり、株価は長期的に成長している。これらの先進国への投資はバイ・アンド・ホールド戦略でも十分に収益を上げることが出来る。

日本株でバイ・アンド・ホールド戦略を実施し、長期投資をしている人は報われていない。この長期投資が今後成功するには日本人の平均賃金が毎年、2%以上の上昇をする必要があるだろう。

しかし、実際の日本人の平均賃金は下記のグラフの通り、ますます下落をしている。今後、横ばいになる気配すらない。さらに平均賃金が下落すればデフレは進行し、日本株の低迷もより深刻になるだろう。

日本株は、短期的には12000円に上昇する局面があるとしても多くは、8000円を割りそうになる場面に遭遇することが多くなる。これは8000円割れをしたら、政府や日銀が対策を取ろうとするため、ここら辺がセーフティネットになっている。日本政府は、株価を上げる気などは毛頭無い。税金面で見てもはっきりと分かる。

こんなものに長期投資をしようと考えるのは愚の骨頂である。損失額よりも遙かに少ないスズメの涙の配当金を毎年受け取ることで塩漬け株をごまかす投資はいい加減に辞めるべきである。

 

日本人の平均賃金の推移

 

平均賃金推移
日本株の長期投資は、デフレと連動し、最悪の結果となる。デフレは賃金の低下と完全に連動していることを忘れてはいけない。日本株の1株株主資本(PBR)が1倍割れをしており、割安と判断することも良くない。デフレなので自然に年間数%のデフレによる資産低下をするため、日本株のPBR1倍割れは当然なのである。これだけで割安指標と判断することは不十分である。

日本株バイ・アンド・ホールドの失敗

日本株の長期投資をしても20年間、1度も成功していない。常にマイナスのパフォーマンスをたたき出している。常にマイナスで20年間投資し続けていても、これは割安であるから、長期的には報われるはずだと、投資し続けることは機会損失をしている。デフレとインフレの関係を全く無視した投資である。

 

20年以上も失敗している戦略を今後、成功すると言えるだろうか?

 

人間の寿命は、そう考えると短い。終演を迎えた後にパフォーマンスは向上するかも知れないが、そんな投資戦略は失敗と言えるだろう。しかし、日本株のバイ・アンド・ホールド戦略をしている人は、この負けを決して認めたがらない。米国の効率的市場仮説など、インデックスファンドへの長期投資が最も良いと書かれている書籍は非常に多い。しかし、これは先進国で緩やかなインフレ下にある米国、ドイツ、イギリス、オーストラリアなど、デフレで長期的に苦しむ日本以外の場合を言う。日本には当てはまらない投資方法である。

ドルコスト平均法で日本株を買っている人は、損失はまだマシなのかも知れない。ドルコスト平均法は買付タイミングを分散させて購入する方法である。この方法のデメリットは上昇相場にドルコスト平均法で購入することである。

日本株は長期デフレで長い目で見ると下降している。この間、ずっとドルコスト平均法で買付を繰り返していけば、損失を減らすことが出来るタイミングが来る可能性は高い。だが、大儲けできる方法では決してない。

日本株を米国の書籍で勉強し、個人投資家がバイ・アンド・ホールドで長期投資しては絶対にいけない。

日本のデフレは賃金低下と密接に連動しており、日銀の紙幣増刷によるものだけで解決することではない。

 

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。