2013
08.24
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ゼロクーポン債(割引国債)は無敵のノーリスクなのか?そんなに儲かるわけではありません

コラム, 為替, 長期投資

毎年、利子をもらう国債ではなく、ゼロクーポン債は、割引国債と言われるように、買うときに既に割引で購入できるわけです。
そして保有期間は、30年。30年後にドカンと大きく、償還されるわけです。平均的な利回りは、3.5%で30年間複利で運用されるので、約2倍に資金が増えます。

このゼロクーポン債のリスクを調べると、株ほどない事が分かります。
国家の破綻はリスクですが米国債は世界最強の格付けです。世界の貿易外貨もドル基準です。
他には生命保険の満期と似たようなものがあり、満期1000万円としても30年後にインフレ率を考慮した場合、将来といまの1000万円の価値が違うという点にあります。

年々、先進国のインフレ率は安定していますが、米国は緩やかにインフレになっています。逆に日本はデフレです。

単純に考えれば日本は自動的に円高になります。そのときにゼロクーポン債を30年後に償還し、ドルベースの1000万円を2000万円として受け取り、円に戻すと、銀行預金と比較していくらの純利回りになるかということですが、まぁ悪くはない投資になるでしょう。

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大和証券などではこういう米国債の投資信託を積極的に売っています。コモディティについても大和証券はかなり商品に力を入れており、ジムロジャーズと同じ商品インデックスファンドを運用しています。

この大和証券で投資信託として資金が絶対30年間ロックされるのではなく、いつでも解約でき、長期保有すればそれだけ利回りが高いというゼロクーポン債をトレジャリー・ゼロという商品パッケージで販売しています。

http://www.daiwa.jp/products/bond/afr/tzr/

こういうのは大和、野村、SBIなどでも販売しています。

ここまでの話はメリットばっかりで無敵の投資商品と思えますが、詳しく調べるとそんなおいしい話ではありません。

まず、米国のゼロクーポン債なんて日本の個人に売るわけがありません。だから、美味しいところは機関投資家が取ります。なので大和証券のトレジャリー・ゼロも法外なスプレットを取ります。外貨両替を両替屋で頼むようなものです。買うときは割高に売るときは割安に両替され、1日でもこの作業をすれば1割、2割簡単に損失を出せるわけです。

また、ゼロクーポン債の最初の割引も30年もの国債利回りに近い計算で算出されています。ならば30年もの国債でも差はないという結果になります。

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しかし、日本人で資産運用を積極的に検討している人は、この海外投資で様々な損をして、損切りを何度も経験している状態です。それだけ為替変動の方が凄まじい損失になると言うことです。
為替が98円の時に米国へ投資をした場合、95円まで円高になれば、3%の利子は飛びます。でも利子は課税されるため、約96円まで円高になれば損をします。たった2円の為替変動で吹き飛ぶような資産運用をするくらいなら、30代前半までの年齢ならば国内で401Kの円預金でもして毎月23000円を401Kの円預金にして、5万円くらい税金を還付受けた方が利回りが良くなります。

401Kの年間利回りはノーリスクで年間18%です。しかも全額無税です。ただし、60歳までいかなる事があろうが途中解約できません。毎月の積み立ても辞められません。
ですが抜け道があり、401K専用口座を作り、残高0円状態にするのです。そうすると自動引き落としが出来ませんでしたとなるだけで後で入金しろと言うことにもなりません。みなし解約状態になるわけです。

いまの日本の国債利回りでは国内の定期預金金利は、0.025%程度です。1000万円を1年定期預金にして2500円です。ここから2割税金が引かれます。

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日銀のインフレターゲットで為替は100円の円安です。
先物のゴールドは史上最高値状態です。
米国のダウ平均はFOMCのQE3により、史上最高値です。そして、9月からQE3は終了になります。米国債の利回りは暴落しています。
このQE3縮小を先回りし、新興国のBRICS市場は暴落しています。

高金利で外貨預金するだけで毎年、3.5%の利子であったオーストラリアドルも中央銀行の政策でついに95円から88円まで数年前のイギリスのポンド並みに暴落しています。
外貨はスプレットがありますから、資産運用に積極的に動く人ほど、何もしない人よりも損する状態が多いです。

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いま自分は、401Kを積極的にやっています。
他に探している商品は、ネット銀行のボーナスキャンペーン金利や地方債(さいたま0.4%で5年償還)などを見ています。
社債は、無担社債で利回りが低いので手を出しません。倒産したら終了です。
商品先物は高すぎて論外です。
他にも利回り6%など円仕組債など、ギャンブル的な預金っぽいものもありますが巧妙に計算されています。絶対に買いません。あれは円預金ではありません。名前が似ているだけです。
アパート投資も築5年、10年の木造アパートさえ、すぐ近くにあっという間に大東建託の営業マンが来て投資で建てさせるため過剰で空室率が目立ちます。店子も昔よりも悪質に家賃踏み倒しも増えています。
コンビニも儲かる場所なら、その近くにさらにコンビニを建てるような状態に似ています。もう共食い状態なのです。

何度も言っているようにいま一番いい投資は、駅前の再開発が盛んな駅前のいい場所の土地を5000万円、1億円で買うことです。これが将来的には良い投資になりますが資金とその土地を手に入れるコネがなければ無理です。一般人の投資ではありません。

相場格言にも休むも相場というものがありますが、いまは休むときだと思います。長期でリターンが望める商品はいまありません。

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