2013
04.07
3

日本株を買ってみたが失敗だったと感じる

投資分析

金曜日、日銀決定会合後に株の売買を若干始めた。

12時30分頃に注文を執行した。日経平均は大幅に上昇し、13000円を超えていた。15時の引けで半分落ち、200円高で終わったのである。

自分の保有銘柄は、下記のようになっている。

3トヨタ自動車を100株空売りと同時に同額の武田薬品を買い、三井住友フィナンシャルグループを空売り、同時に同額をみずほフィナンシャルを買った。

結果、みずほは3%以上上昇し、三井住友は6%以上も上昇していたため、差で売りと買いを入れたが、見事にはずれ、上昇が弱いみずほの方が下落も大きい状態であった。

さらに武田薬品は買いから、引けに下落したにもかかわらず、トヨタ自動車は全く下落しなかった。相当に買いが強い。

トヨタ自動車は注文したときと同じ金額であるが、-944円である。つまり売買手数料である。現在、マイナス1万1千円だが、そのうちの半分は売買手数料である。反対売買で決済するのも手数料が掛る。つまり、相当に価格差が出ないとプラスマイナスゼロにするのも難しい。

日経平均が上昇すれば、武田薬品もトヨタも上がり、プラスマイナスゼロと思うが、ベータ値が大きく違う。

実際に武田薬品はトヨタよりも上昇しない。つまり、このポートフォリオでは、このまま日経平均が上昇した場合、損失が増える。逆にトヨタが下落すれば儲かるだろう。みずほと三井住友を同時期に売りと買いを入れてもこれだけ損失が拡大するのである。

 

価格の変動が激しい

今回の感触から、価格差の変動はいま益々激しいことがつかめる。そして、短期的な投機をするならば、ご覧の通り、手数料でごっそりと負けスタートにされるのである。手数料分を稼がなければ、儲けることすら出来ない。今年は、課税が10%であるから、まだましであるが来年度から課税は20%だ。

これでは日本株は絶対に儲からない。短期売買すれば、手数料と税金で最初から負けスタートとなる。

手数料と税金を無視すれば、もっと勝率は上がるだろうが、ご覧の通り、手数料と税金が本当に大きいのである。

今後、このポートフォリオで大損することはないだろう。日経が上がれば買いが利益となり、空売りが損となる。下落すればその逆になる。同じ金額で買っていれば、銘柄が異なっても似たような値動きとなる。中期的には、どこかでボラティリティの変化でプラスの差が出るときがあるのでそこで決済する。

特に儲かるやり方ではない。

だが、この資金を投下して感覚を得ることが非常に重要だ。ただ見ているときとは感じ方が異なる。

結論として、いまの株は投資ではない。投機的だ。上がるか下がるかは丁半博打。財務や調査で判断できるような状況にない。日銀で煽ればもっと上がる。期待が下がれば下落する。そういった相場である。

このような時期では、自分のように財務で判断する投資では、儲けることは出来ない。

実際にケインズの美人投票というのが有名である。これは新聞に女性を複数掲載し、美人である人に投票させるというものである。株価もこれと同じであると、一日30分も銘柄調査をしなかったというのは有名な話だが、ケインズはこれで投機的に儲けたことはない。この方法では常に損をしていた。

ケインズが儲けたのはバリュー投資家である。だれもが株が下落して買わないときに仕込み、みなが買うときには売っていたのである。

いまの日本株は、割安で長期投資しようという水準から大幅にかけ離れている。とても安心して保有する水準ではない。

 

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