株主優待を信用売りでクロス取引するのではなくCFDで売る方法

会社四季報, 投資分析, 為替

株主優待狙いの売買が今年は近年まれに見る最高の買う人が多い1年間だろうと思う。

優待なんて狙ってもその利益分を確定日の翌日に暴落するので何もならない。最近は優待のクロス取引が人気のようだ。

クロス取引

株主優待銘柄を権利落ち日近くで、買いを入れて権利を取ると同時に空売りを仕掛けて値動きをヘッジすることで優待だけをタダ取りしようというものである。

しかし、今の時代、このやり方は成立しない。この方法をする個人投資家が増えすぎたし、推奨する証券会社も増えすぎた。

このため、優待狙いでクロス取引をすると、逆日歩で痛い目に遭う。5000円の優待券を権利落ち日で狙ってクロス取引をすると、それ以上に逆日歩で大損する。最近の逆日歩を見ているが過去最高に悪い状況だ。

3末の全日空優待狙いなど見てみるといい。2月中旬には既に売り禁止になるし、保有すれば逆日歩が毎日、莫大に掛かる。これでもこのクロス取引をする人が多いのは、推奨する雑誌や証券会社が多く、知らない個人投資家が売りと買いを同時に行って逆日歩という存在を損して初めて気がつくという人も多いからだろう。

CFD取引は儲かった

空売りと同じ売りでも逆日歩が全くつかず、売りと買いで完全に儲けることができたのはCFD取引しかなかった。これはオプション取引みたいなものだ。

これを優待狙いの銘柄に現物買いを入れて、CFDで売りを仕掛ければ優待券はタダ取りだった。しかし、この方法が有効であったのは、2009年までである。

もう、今はこの方法はできない。

まず、2012年にCFDを廃業する業者が増えすぎた。楽天証券やマネックスも撤退した。

国内でCFD取引のシェアを50%以上持っているのがクリック証券である。ここにはどの証券会社も勝てず、儲からないため撤退した。

ならばクリック証券でCFD取引をすれば良いと思えるが、優待のある銘柄は対象になっていない。

 

つまり、株主優待をクロス取引でタダ取りするのはもう時代遅れとなった。信用取引でのクロス取引も個人投資家が知りすぎてしまったため、手を出したら逆に損する。みんなが真似したら終了という確実に儲かる方法は株式市場ではあっという間に効果が消える。

過去にもこのような方法は沢山あった。たとえば、日経平均採用銘柄が決定されると、銘柄入れ替えでファンドが動くのでそこを狙って、銘柄入れ替え直後に、その銘柄を保有するという方法である。

これも2003年くらいまで有効であったが今では効果がない。(損する)

 

アメリカでもダウの負け犬投資法というダウ平均でもっともだめな株を保有すると市場平均を超えるというものである。これも多くの真似する人が増えすぎて効果がなくなった。

 

1月効果もそうである。税金対策で12月末に株価は処分売りされているので買いを入れておくと1月末に売ると儲けることができるというものである。これもとっくに20年前に効果は消えた。

 

バリュー投資もベンジャミン・グレアムが財務分析で広めたが今の時代、簡単に会社四季報でもこの分析法を入力すれば数秒でスクリーニングできてしまう。個人投資家でもこのような状態であるため、1965年に効果はなくなった。

 

今の時代まだ効果があるのは10月暴落だろう。この10月に暴落した頃に買うという方法は2000年~2012年とここ最近の10年間を見ても効果を全く失っていない。

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