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凸版印刷が転換社債を800億円発行し、資金調達。利回りはなんとゼロ%という状態

会社四季報

凸版印刷がユーロ円建ての新株予約権付社債(転換社債=CB)を合計800億円発行すると発表した。

転換社債というのは満期まで持っていれば社債と同じ状態となり、元本が戻り、利子分が利益となる。いまこの転換社債の発行がすごい量なのである。

ロイターのニュースにもいま転換社債の発行が6000億円突破し、まだまだ会社が増加傾向にあると言われている。

 

企業は現在の状況を株高と認識しており、資金調達に動いている。

得られた資金で何をするかといえば有利子負債(つまり借金)の返済に使っているのである。

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凸版印刷は、転換社債を800億円発行するということで大幅下落となった。(とはいっても1年間で随分と上昇している)

この転換社債の発行が本当に増加傾向なのであるが、凸版印刷はニュースでこの転換社債発行を見て目を疑った。

 

なんと、利率はゼロ%なのである。

 

社債としての機能はまったくない。満期まで数年、10年など保有していても会社が倒産し紙くずになるリスクはあっても金利はゼロでお金は増えないのである。

すさまじい社債の発行である。いま株高を理由にこんなとんでもない利回りで転換社債を乱発しているのが日本企業なのである。

 

この状態で儲けるとしたら、株価がさらに上昇し、株式転換し、市場で売却するしか方法はない。株持っているだけで損をするというリスクはない。その点がメリットと言えるが利率がないのは珍しい。

 

この状況を見ると、来期の日本企業の増収増益を計算するとまだまだ株価は割安というが、誰もバブルのピークで株価は割高というニュースであふれることはない。

つねにまだまだ割安と思うからこそ、株価はバブル化するのであるし、突然の暴落も想定外なのだから下落するのである。

 

状況から見ると日本株はかなり割高で投資する状態とはとても思えないのだが・・・。

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