2013
04.29

ストックオプションは、経営をハイリスク・ハイリターンにする傾向がある

コラム

またまた最近読んだ「ヤバイ経営学」に書かれていた内容の話になるわけですが、上場企業の役員がストックオプションを設定する傾向があります。

 

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ストックオプションとは

ストックオプションとは、将来、自社株を決められた価格で買う権利です。いま株価が低迷しており、1000円以下で売買されている株にストックオプションを設定します。数年後、役員は退職し、株価が3000円以上に上昇していたとすると、今すぐストックオプションを行使し、1000円以下で自社株を買える権利を行使することができます。権利行使後、すぐに市場で売れば3倍以上の利益がリスクなく手に入るのです。

株価が上がれば利益、下がれば行使しないだけ

ストップオプションにペナルティはありません。だから株価が低迷したら、権利を行為しいなければいいだけです。

だから、ストックオプションを設定する役員は自分が任期中に株価を吊り上げる経営を行います。買収やハイリスクハイリターンなところへの経営資源を投下する傾向にあります。これで株価が数倍になればストックオプションで大もうけ、逆にハイリスクハイリターンで株価が低迷するようなことに陥ったら、ストックオプションを使わなければ役員の退職金だけでもガッポリ稼いで逃げればいいだけです。

 

こういったことがストックオプションの存在で経営に影響を与える傾向があるということです。

いま日本企業でストックオプションを大量に設定している企業はあるでしょうか?あります。トヨタ関連の会社もやっています。

探せばいっぱい出てきます。こういった役員はハイリスクハイリターンへ進む傾向があるのです。大もうけしたいからです。

 

利益操作も行える

将来へ利益を移動させることだってできます。1株利益なんて、無理に利益を移動させれば今年だけ損を出したり、利益を増やしたり役員のさじ加減でいくらでも1年くらいの誤差は生み出せるのです。

数年で償却するマイナス要素を膿を出すと、今期にまとめて投下すれば減益になります。だが来期に利益とぶつけて過去最高益と株価上昇をぶつけ、株式分割と自社株買いに増配なんてこともできるのです。これで株価を短期的に上昇させればいいだけなのです。

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