2013
04.29

選択バイアスの投資、ベンチャー企業への投資が10倍、100倍になることを脳は結果からハードルを下げる

コラム

未上場の企業で成長企業といわれるベンチャーは、ことごとく倒産する統計があります。

成長企業といえども中身を見てみれば成長は大企業の安定的成長よりも悪かったりするものです。

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ここでも選択バイヤスという結果が得られます。

ここで書いてある内容は「ヤバイ経営学」にも書かれています。

ベンチャー企業や爆発的に株価が上昇する企業への結果を見ると人は、将来予測と結果の認識を曲げて脳内変換します。

ガンホーの株が15万円から1年間で1000万円に上昇したとなると、いまから過去を振り返った場合と、2年前に将来を見ていたときとは結果の認識が大きく違います。結果を認識してしまった自分の脳は、この選択を非常にハードルを下げて認識するようになります。

ガンホー株を選択できていたかもしれないと認識するのです。

しかし、上昇前の数年前では見向きもせず、将来性も読めずに、ヤフーニュースでも取り上げられるような記事もありません。

銘柄を選択するという眼中にもないような状態であったでしょう。このような銘柄を長期保有するならば、毎年、一定の利益を上げているトヨタ自動車やホンダの株を買ったほうがいいように思えるはずです。

この選択バイヤスというのには気をつけたいものです。

ベンチャー企業の生き残り

ベンチャーへの投資は、未上場まで含めると、90%以上が数年で倒産します。しかし、しぶとく生き残る企業は10年以上も生き残ります。さらにその中から、ふるいにかけて、ごくわずかな沈殿物となったものが株価10倍や100倍に大ばけする銘柄になります。

しかし、個人でこのごくわずかな沈殿物みたいな部分に集中して投資することは不可能に近いです。その他の99%の銘柄は倒産し、投資をすれば資金がゼロになるのです。

つまり、ベンチャーへの投資が爆発する理由は、ハイリスク・ハイリターンだからなのです。リスクが高いため、上昇すればリターンも大きいのですが、上昇する前からこの銘柄を選別し、集中的に資産の8割を投下するなどできないのです。

 

ある意味、その他大勢の消えていったベンチャー企業の怨念を集めるだけ集めて爆発的に上昇するような状況なのです。その1銘柄がトヨタ自動車よりも数倍、数十倍も上昇するのは、それだけ既に消えて言った企業のパワーを確率的に吸収しているためです。

この生き残りの選択を結果から見ると、脳は誤差を間違いなく発生させ、選択のハードルを異常なほど低く見積もるのです。

 

そして、自分でもこのような10倍株への投資はできると、マザーズ市場などでわけのわからない企業を会社四季報で探し、集中投資をすることで。。。

ここまでこの記事を読んだ人は結果はお分かりのとおりですね。いい結果にはならないということです。

 

取らぬ狸の皮算用

 

最後にこの言葉を述べておきたいと思います。

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