2013
09.02
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経営陣が引退する直前は大型買収で有終の美を飾り、その後の社員は地獄の業績悪化に苦しめられる

コラム

会社が暴走するとき、株主と社員は地獄を見る。

経営陣の暴走で大型買収を行い失敗をして本体が倒産しそうになっている会社は実は多い。例えば日本板硝子は業界2位であるが大型買収に失敗し、倒産しそうである。

 

こういった事例ではなく、インデックスも何度も買収を繰り返して急速に大きくなったが、財務は悪化し、買収した会社の業績が悪く、本体が倒産してしまう状態になった。

買収というのは成功よりも失敗が多い。会社の財務から、小型の買収をしているうちはいいが大型が買収を連発してくると危険だ。そのときは株価は上昇する。1年ごとに会社は買収で売り上げが爆発的に増加していくからである。

そしておきまりの株式分割を繰り返す。そこで創業者は売り抜ける。

 

大型買収と株式分割を繰り返し、財務は悪化。株主も株価暴落で莫大な損をする。株価は回復することは決して無い。

そして、株主だけではなく従業員も被害を受ける。経営陣の無謀なギャンブルにつきあわされるのである。リストラ、賃金カット、労働条件の悪化など、内部はとんでもなく悪化していく、相当に腐っていくのである。

財務状況も会社の30%は借金である。下手すれば50%は借金となる。

創業時代のようなハイレバレッジを創業から30年、20年と経過している企業が行うときがある。そして、レバレッジは運悪く最悪の結果となる。

個人投資家が信用取引でハイレバレッジで株の売買をするようなものだ。

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経営陣はそれでも任期の間に儲けるだけ儲けて引退してしまう。東京電力の原発事故のときに役員であった人たちと同じである。

経営陣は社員よりも速く引退する。有終の美を飾るために無理な投資をする傾向にあるのである。そして、引退頃は最高にいい状況になるが、将来の利益まで奪って無理に買収で作り上げたインチキの売り上げの中にある。

役員の引退後はどうやっても10年頑張っても回復しない悲惨な経営状況となる。

 

こういうのはヤバイ経営学というものだ。色々な最近の経営学にも掲載されている。

やる気のない役員、経営陣による暴走は従業員の地獄となる。そのペナルティは経営陣は負わない。無理矢理押しつけられるのは従業員である。

しかし、不況で転職も出来ない社員は賃金カットでもリストラされない方が良いとボロボロの会社にしがみつく。残ったところで大量にリストラし、内部の仕事は少人数で大量の仕事を低賃金で押しつけられるようになる。

 

太陽光や液晶テレビに大型投資し失敗したシャープも同様である。大手だろうが本業とは関係ない買収や投資であっという間に崩れる時代なのである。

従業員は、誰も救われない。最悪の経営陣の合法的泥棒行為による損害を受けるのである。

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