2013
06.29
PHM12_0076

無縁墓地が山積みになり、孤独に生きる人もいれば、お受験をさせる裕福な世帯も

コラム

最近の都内の墓を見ると、変化を感じる。

一カ所に大量に集められている墓石の山がある。ものすごい量である。しかも石はかなり年代物である。壊れたから、移動させてあると言う訳でもない。

無縁墓地

これは永大供養が支払われていない無縁墓地が集められたものである。

地方に行くと、まだこういった光景はあまり見たことがないが九州ではすでに多いらしい。お寺もビジネスであり、入れ替えのサイクルを考えていかなければ経営が出来ない。

都内であれば、まだ墓石を粉砕するようなことはあまり見かけない。墓石を山のようにして集中供養している。

 

しかし、九州地方では、粉砕器に入れ、墓石を粉砕し、道路工事の材料にリサイクルしたりしているようである。もちろん、事前に供養はしている。

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地方を見ていると、結婚をして孫がいる家庭が少なく、結婚もしていない人も多い。このため、孫と遊ぶお爺ちゃん、お婆ちゃんは地方では幸せな光景である。

経済的に普通の生活が出来、孫がいるというのはいま少ない。

都会のように近所が密集しているわけではなく、世帯数も限られている。その世帯数でも結婚している家庭は、いま非常に少ないのである。

 

今後改善するとは、とても思えない。バブル期に現役であった高度経済成長期の親が産んだ子供世代は、本当に結婚できていない。30歳から40歳の間である。

逆に、いまの20代後半は、そこそこ就職し、結婚している。

就職難と正規雇用がとても少なかった時代に社会人となったのがいまの40歳から30歳である。フリーターや非正規雇用も多い。ここら辺が結婚できていない。

 

大学を出て正社員になったような20代後半は昨今の新卒就職有利な時代に突入し、就職も困らず、そのまま結婚をしている。

40代よりも上の世代はバブル期に就職し、いま課長や部長になり、大量就職のいい時代であった。そして、60歳手前の世代も退職金は手厚く、賃金も高く、大手に誰もが就職した時代である。お見合いをして結婚していない世代がほとんどいない。

 

この様に30代から、40歳までがぽっかり、就職難で失われた世代になっているのである。

でも、誰もいまさら助けてくれないのである。

見捨てられ、次の20代に有利なカードが配られ、30代は非正規や低賃金が多い。この30代が新卒で就職する時代にどれくらい頑張ったか、転職もせずに済むような会社を選択したかが人生に多大な影響を与えている。この波に乗れなかったり、乗ってもこぼれ落ちた世代は、もう誰も助けてくれない。

 

この世代を持つ、親からすると、いまも自分の子供が就職した時代のように就職難であると勘違いしているのである。

いえいえ、ご冗談を。新卒で普通の大学出ていれば内定は頑張ればいくつもとって会社を断る時代に突入しています。だたし、そこから転職したり、新卒の一生に一度使えるスペシャルカードを有効に使えなかったら、人生はもう失敗の可能性が高いです。

いまの日本は大まかにこんな感じになぅっている。大勝ちするよりも、一回でも負けないでコンスタンスに流れる時代で生き残っていくかが重要になっている。

 

お受験?

しかし、この世代も子供も生まれ、育てていくと、自分たちの親がお金があればお受験とか色々言っていたように、自分たちもお受験や子供の習い事、教育費にお金を掛けている。都内就職に問題なく入り、親世代に2世帯住宅を建ててもらいローンもない世代だって、いくらでもいる。

こういう世帯は、お受験コースを確実に狙っている。

周りを見ると貧乏や低賃金、正社員ではない人も本当に多い。逆に自分たちの世代でお受験まで子供の教育費に掛ける世代もいることにびっくりする。

 

ただ、昔と違って、お受験には夫の収入がものすごく高く、というのが一般的であったが、最近は、夫婦共働きで正社員がお受験に子供をする傾向が非常によく見られる。

 

自分は、結婚できていないとか、子供がいないとなると何も感じない話であるが、子供がいるとお受験や教育熱心な世代とか非常に目につく。それに都内でも一戸建てを建て直し、2世帯住宅を建てる家も多い。

結婚し、子供が出来たら、すぐに新築コースである。こういう世代はせがれもたいした仕事をしておらず、苦労もないのに親のお金で何不自由ない生活をしている。嫁も自由に生きている。下手すれば姑よりも強い。

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時代は流れ、人の流れを感じます。時代は変われど、人の生活はあまり変わりません。貧乏が多い、多いと思っていましたが、こんなにお受験も多いとは。

お受験ではなくても教育熱心な幼稚園などは、入園も志願が多くて本当に大変です。そうやって、子育てをせっせせっせとやっている世代は、子供、家庭中心に生活が変化していきますから、一人暮らしとは全然違う生活や人間関係があります。

近所とのつきあいができたり、幼稚園で知り合った家庭とよく合うようになったり、全然違う生活になっていきます。両親も孫が出来れば、出来る前と全然違う状況になります。

 

そういう子育てを感じつつ、散歩をすると、無縁の墓石の山を見ます。

自分の世代は繋げられたとしても次の子供の世代がバトンを繋げられるだろうか。でも、第2次世界大戦や赤紙や出兵などいまよりもとんでもない時代を繰り返した日本の歴史を見ても、すべての世代が生き残るだけではないですが日本という国家に人間は何世代も続いているのです。

だれもが貧乏。世の中の多くが結婚できていないという情報が蔓延していますが統計で見ると、そこまで悪い状況ではありません。昔よりもそういう世代が目立つというくらいです。100年後には、いまのひ孫の世代が生活しているわけです。

 

いま人間も熾烈な生存競争の中にさらされているのだと感じました。

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