2013
11.30

冒険投資家ジム・ロジャーズのスマート・ストリートを読んでみた(書評)

コラム

最近、株式関係の本を1冊読んでいます。ジム・ロジャーズの本です。

ジム・ロジャーズの日本公演には過去2回出たことがあります。話半分で聞いていた方がいいなと思う人だと思いました。

そんな訳で過去に何冊か本を出版していますがどれも読んでいます。今回も読んでみました。

冒険投資家ジム・ロジャーズのストリート・スマート  市場の英知で時代を読み解く
冒険投資家ジム・ロジャーズのストリート・スマート 市場の英知で時代を読み解く

ジム・ロジャーズ愛好家という訳でもなく、投資の判断に彼の意見を参考にすることはないです。全然、当らないことも多いからです。

その私がこの本を読んでみて、今までのロジャーズの本では一番いいかなと思います。

 

特に投資について書かれているものではなく、彼の経歴について細かく書かれています。かつての本ではここまで色々書かれていたことはなかったでしょう。

クオンタムファンドをジョージソロスと設立し、4200%のリターンを10年でどのように上げたのか、ソロスとの関係。その後のコロンビア大学の客員教授など、ここらへんの経歴がどういう理由でそうなったのかをみると面白いです。

 

この本でも特に良いのが12章からの後半で、アメリカが現状どのようになっているのかが彼なりの視点で書かれており、グローバルな情報を2千円以下で手に入るならいいなと思えるないようです。

アメリカはいま富裕層がアメリカから逃げ出さないように市民権放棄にお金をとるなど、かなり色々なことをしている点などが書かれています。かつて、バリュー投資家で国際投資(ミューチュアルファンド)をして有名なジョン・テンプルトンはファンドを精算する際、税金が1億ドルということで市民権を放棄し、イギリスの植民地であるバハマ諸島に移動しました。タックスヘブンだからです。

 

今回の本は、こういったいまの投資にはまったく関係がないことばかりが書かれています。

商品のロジャーズインデックスを作って、日本では大和証券が販売してリターンも成功していますが、なぜこのファンドを作ったのかといえば黄色いベンツで世界一周旅行の2回目を行うときに日々、ファンドのチェックをしなくてもよく、商品市場が上昇するだろうと思っていたジム・ロジャーズはETF投資で商品市場を構成する銘柄を作り、安定したリターンを管理することなく達成したかったためというのも面白い点です。

 

商品の時代という本もこのロジャースコモディティインデックスを売るためのコマーシャルだった訳です。

それが悪いという訳でもなく、この商品インデックスを早い段階で投資をした人は2倍のリターンを得られたと思います。別に悪いことではないのですが講演をやったり、本を出すというのは何かそういう理由が裏にあるというのがよくわかる本でした。

 

読んで損はない投資の裏情報がちょっと分かるそんな本でした。オススメです。

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