中小企業が廃業しているという話を聞くけど、M&A案件を見ると倒産は普通。廃業は恵まれている状態と思う

コラム

JR大宮駅から北へ約10キロ。埼玉県伊奈町の事業所や工場が集まる一角に、円戸(えんど)幸雄(82)が1989年に創業した三協技研がある。複数の素材を貼り合わせて包装材などに仕上げるラミネート加工が専門だ。
 社屋に隣接する工場では、ゆっくりと回る二つのローラーから出た2枚の素材を自動でぴったり接着させる工程が続いていた。できたシートは、住宅の鉄骨と外壁の間に入れられ、緩衝材の役目を果たす。
 円戸が考案したこの製法は、大幅な自動化で人件費を抑えられるのが特徴で、特許もとった。製品は全て大手住宅メーカーが買い上げる。「この製品は営業する必要がないんです」。需要は増加傾向という。
 そんなアイデアと技術力で会社を引っ張ってきた円戸だが、悩みがある。自社の将来を任せる後継ぎがいないのだ。
 3人いる娘はすでにそれぞれの道を見つけた。10年ほど前から、取引先企業に頼んで、優秀な社員を後継候補として何人か送り込んでもらった。
 しかし、どの候補者も定着しなかった。中小企業の社長は、営業から開発、製造まで、細かく把握する必要がある。円戸は住宅だけでなく、土木、金属、食品、化学繊維など幅広い取引先から細かい悩みを聞き、独自の技術提案をして商機につなげてきた。同じことを後継者が務めるのは簡単ではない。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180401-00000037-asahi-bus_all

 

小さい会社の跡継ぎがいない状態で廃業になるのは仕方がないと思います。こういう中小企業のM&Aを調べたりしていますが殆どが財務状況がカツカツで負債もあり、社長が個人保証をつけられていて、精算して廃業というのができず、なんとか会社を売りたいという状態も多いです。廃業できるだけまだ体力があると言えます。

資金繰りで四苦八苦する会社で社長が個人保証をつけて負債を背負わないと小企業は回りません。儲かりそうもない会社をわざわざ買おうという人があまりにも低いのです。なんとか制度を整備して個人保証がなく、補助金でも出るようになればもっと変わってくるのかもしれません。また、未経験の人が会社を買えば回るというものでもないのが中小企業です。難しいですね。

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