2014
01.15
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いよいよ東証でもアルゴリズム取引に有利な条件を強化。個人投資家は絶対に勝てない

コラム

今日の株式市場は、昨日480円以上も下落した日経平均であるが250円位の大幅上昇となりそうである。

結局のところ、大暴落などにはならず、年間で見ると大きな横線2本の間で大きく動いていたと言えるようなボックス相場となっている。

ただし、日本株の値動きは荒く、ボラティリティが大きい。したがって、短期売買のデイトレーダーやスィングトレードなどは失敗すると信用取引もあり、レバレッジでわずか1周間足らずで日経平均のインデックス売買をしていても資金を半分以下までに減らす可能性は十分ある。

 

インデックスファンドもレバレッジタイプが人気である。

レバレッジで既に2倍、3倍のインデックスファンドがあるがこれを信用取引で2倍3倍で売買すると最大日経平均の6倍のポジションを取ることが出来る。運良く儲けることが出来れば儲けは大きいが逆方向に動くとあっという間に資金を減らしてしまう。

 

 

減らしてしまった資金を元に回復させることは不可能に近い。これはサラリーマン投資家に言えることだ。

減ってしまった少額の資金で元に戻すには減る速度よりも多く稼がなければいけない。だが、これは税金を考慮していない。数年で損失を回復させる場合、確定申告をして損失を最大3年繰り越すという行為を怠っていると、翌年からの利益はきっちり、20%の課税となる。

損もしているのに回復させるには少額の投資で更に税金まで支払うという足かせの地獄にハマるのである。この為、人間の心理はこの状況からはやく逃れたい。なかったことにして欲しい。株の損失を回復したら、辞めます。神様お願いという理論にたどり着く。

 

 

そうなると、危険なレバレッジやいままで狙わなかった銘柄を物色したり、売買サイクルが頻繁になってくる。こうなると損失は更に高速で拡大するのである。

証券優遇税制が終了してから、個人の株式投資はとても魅力的なものではなくなったと思っている。NISA口座では少額過ぎるし、短期売買で繰り返すにはあっという間に非課税枠がなくなってしまう。

それにNISA口座は一般口座と損失を合算し、税金の繰越すら出来ない。

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更に個人投資家には不利な状況は、さらに悪化している。

東京証券取引所は外国人に有利となるように売買する株主単位を下げている。600円の株を10株、100株保有するだけで株主という銘柄が多い。1株1万円、5千円するような銘柄は株式分割や単位変更でみんな小型になった。

この理由はNISA口座にあわせて個人投資家が買いやすいようにしているというのは真っ赤なウソである。

 

実際は、アルゴリズム取引に有利になるように市場を変更しているのである。

今年の3月からは大型の時価総額上位の銘柄から、値動きを10円単位から1円単位に引き下げる。その後、夏には1円単位を何銭単位まで更に引き下げる。

これによって超高速な専用回線を持ち、1秒間に1000回、1万回の売買注文をプログラムが自動で出すアルゴリズム取引を有利にし、活発化させる。

 

個人で見せ板を行うとあっという間に証券取引法で逮捕される。株価操縦の疑いというやつであるが外資系や日本の国内大手機関投資家が実施しているアルゴリズム取引では一切、逮捕はされない。(数年、10年に一回くらいは見せしめでたまに問題化する)

インサイダー売買で日興証券が問題になったのも数年前である。ゴールドマン・サックスのトレーダーの7割は既にアルゴリズム取引であり、ノーベル賞を狙うような超エリート集団がアルゴリズムのプログラムの開発を日夜研究しているのである。

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既に日本の株式市場は、サラリーマンのお父さんや主婦がデイトレードなんてやるような環境ではないのである。

たまたま昨年は相場全体が増加しており、買うタイミングが良かったり、単に保有しているだけで儲かった人が多かったが、それ以外の年度では単純にアルゴリズムの餌食となるのである。

これはパチンコ店経営と同じ状況である。まずは新装開店の雨を配り、その後、味をしめた客はパチンコにハマり、損をすれば取り返そうと更に夢中になる。

パチンコも計算をしており、店舗はお金を出すが回収率も巧妙に計算されており、全体的には大儲け出来る仕組みを作り上げている。

 

外資系のアルゴリズム取引も同様である。個人投資家は株式市場に夢中になればなるほど、アルゴリズムが自動的に資金を回収していくのである。

そして、個人投資家はほぼ9割が損失を長期的に抱えるし、生涯で株式やFXで損をする人の平均値は新車のベンツ1台分である。

これを取り返せる人はいない。つまり、9割の人は株式市場に関わったり、本屋で株の本を買わないでなんとなく暇なら昼寝でもしていた方がよかったという人生になりやすいのである。

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