2014
09.04

金持ちは税率70%でもいいVSみんな10%課税がいいの書評レビュー

ウォーレン・バフェット

金持ちは税率70%でもいい vs みんな10%課税がいいの本を読んでいます。資本主義では上位400人のトップ富裕層が1億5千万人の平民の資産を超えています。この動きはますます拡大しています。

富裕層への課税強化は必要なのでしょうか?そうしなければますます彼らは儲けてしまうというものです。

 

一方、金持ちに課税をしても無駄という話もあります。何故ならば抜け道が多すぎて、優秀な弁護士や会計士をバックに課税から逃れているからです。

著名投資家で世界第2位の富豪であるウォーレン・バフェットは、その会話の旨さから、親しみやすさがあります。自分でもバフェットになれるかもしれないと思わせる口調は素晴らしいです。

 

金持ちは税率70%でもいいVSみんな10%課税がいい: 1時間でわかる格差社会の増税論 金持ちは税率70%でもいいVSみんな10%課税がいい: 1時間でわかる格差社会の増税論
ポール クルーグマン,ニュート ギングリッチ,アーサー ラッファー,ジョージ パパンドレウ,Paul Krugman,Arthur Laffer,Newt Gingrich,George Papandreou,町田 敦夫

東洋経済新報社
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そのウォーレン・バフェットは、こういっています。

「私や私の友人はもっと課税されるべきであると。富裕層はもっと払うべきであるといいました」こういうニュースは世界中に流れましたね。

この報道を見て、バフェットは良心的だと思ったら大間違いです。

 

バフェットは所得の17%以上である700万ドルを納税したと言っています。納税額からすると、収入は1年間で4000万ドルです。日本円ならば、40億円ですね。すごい金額です。しっかり納税しているじゃないか、そう思ったあなたは騙されています。

 

バフェットは、ビルゲイツと妻メリンダの財団にお金を寄付しました。非課税の寄付金だけで16億ドルです。

この他にも息子、娘がバフェットにはいて、その子たちも動物保護だの様々な課税免除の団体を持っています。そこにも多額で非課税の寄付を行っています。

そういうのを考慮すると、バフェットの2010年の所得は4000万ドルではなく、120億ドルになる。日本円で1兆2000億円です。

 

これだけ所得を得ているのに納税したのは、たったの7億円です。%でいうと0.06%しか納税していないのです。ほとんど脱税しているような状態です。

私もバフェットを知らずに投資を始めた頃にはバフェットの言葉に憧れたものですが、日本で翻訳されている本の内容はどれも神のように崇めたり、素晴らしい人物として紹介していますが、若いころの投資を見てみると、村上ファンドを超えるようなことを平気でやっています。

 

そうじゃなければ世界2位の富豪になんてなるわけがありません。

 

いま読んでいるこの本は資本主義の限界を見ているようです。富は稼げる人に世代を超えて移動し、新参者は参入できなくなっていくでしょう。

アメリカでは貧富の差が拡大しています。医療、食事、生命の安全まで様々なことがリスクに晒されていますが、平等主義で誰でも生まれた時から可能性に満ち溢れているといいますが、1980年台から、この流れは大きくなり、今では貧乏が世代を超えて孫まで伝染しやすくなっています。

 

日本でも格差社会と言われていますが先進国ではヨーロッパもアメリカも格差が拡大しています。

底辺の階層に所属している人は、この資本主義の世界から富を得ることは無理なのです。ならば社会主義的な考え方で富の分配が必要なのか公共事業で政府は答えるべきなのかそういう議論がされています。

 

中国はいま経済発展をしていますが資本主義ではなく、社会主義であったため、日本の年金制度や医療保険制度など一切ありません。一人っ子政策で人口を抑制したツケがあり、高齢化が急速に社会問題化していっています。

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